泣けない午後に目覚めて ため息と空気を吸いこんで
吐き出せば空高く飛んで くもり空を雨に変えた
思えばいつでもそうだった 想い出はやけに華やいだ
悪戯にもてあました季節は 昔話にもならないが
夏の太陽 真にうけて はしゃぐ気もしないし
恵みの雨に打たれよう それもいいな
君のワゴンで 眠らせてくれないか
窓の流れる景色 眺めながら
昼下がりには雨上がり 暗がりを抜け出し光浴び
抱えたギターのケースの中で 新しい春が育つように
思えばいつでもそうだった 光は闇でこそ輝いた
リズム刻むこの手に絡む カラフルな歌は満開だ
夏の太陽照りつけて 涙も乾いた
もう一度風に吹かれよう それもいいな
君のワゴンで 連れ出してくれないか
今も夢の続きを想いながら
くちびるにはメロディ
走れ雲のように
走れ! 雲のように!
それぞれのスピードで どこまでも行こうよ
追いかけるのもバカらしい そんなもんだ
君のワゴンで 眠らせてくれないか
今も流れる景色 眺めながら
泣けない午後に目覚めて ため息と空気を吸いこんで
吐き出せば空高く飛んで くもり空を雨に変えやがった