誰もいない路地 見下ろした古いビルの
暗い廊下に 染みついた夢の匂い
くたびれたエレべーター 下って開いたら
見覚えのありすぎる後ろ髪
セブンティーンアイス食べてさ 君が待ってた
暗いビルの出口でずっと待っていた
聞いてないよ なんてさ にじむ掠れ声
少年みたいな肩に ぎゅっとダイブして
遠く近くで 聞こえてた虫の歌と
回り道したね 人よりも少しだけさ
互い違いの昔話 君にアンコール
はにかんだ影法師 見えそうで
セブンティーンアイス溶けてさ 残る白い染み
子供同士にかえってく道の目印
17歳の頃にさ 君に出会っても
きっと好きになったよ ぎゅっとイメージして
置いてきちゃったいつかの長い長い夢
くぐり抜けるときには隣で
セブンティーンアイス食べてさ 君が待ってた
暗いビルの出口でずっと待っていた
きっといくつになっても 残る白い羽
少年みたいな肩に ぎゅっとダイブした
少年みたいな君をずっと覚えてる