夕暮れが闇に染まってしまいそうで
何故だか急に不安になってきた
誰かの冷たい視線に怯えながら
ギターを掻き鳴らした日々も
ガラクタの山に見えるかも知れないが
これには夢が詰まっているんだ
別に理解はしなくてもいいけれど
馬鹿にだけはしないでくれ
師走の街に焦る僕を無視して
通り過ぎる冬の風
まるで嘲笑うように
世界は輝きを増していた
昨夜の闇が溶けるくらいの微睡み
不安も溶かして
行くあてもなく彷徨い歩く 迷ってる暇はない
もう分かっているんだ
繰り返す日々と惰性の中できっと
独りで限界を勝手に決めては
つまらない被害妄想に匙を投げてしまっていた
ぬるま湯に浸かって一体何がしたいんだ
頭の中が空になるくらいにただ
ぼーっとしてたかった
嵐の中を手探りでさ 僕らは走って行くよ
楽したいけど時間もないだろう?
最後に笑うその日の為にあと少し
もう少しだけでいいから