澄み渡る空に気付く暇もなく消しあう下等な生き物に
切れ間ない青は終わりも前触れさえきっとみせないだろう
怯えもせず決まりを破る遺伝子達は生き場をなくして
無残な歴史を繰り返すから
この腕はいつかその時君を守ることができるのだろうか
ノイズの中狂い始めた機械仕掛けの街に埋もれた
君の呼ぶ声は僕だけに聞き取れるから
その手は見える様に掲げたままで
壊れていくこの世界で迷わず待っていて
あの日決めた約束のあの丘で
降り注ぐ灰の雨に打たれて抱き合って
そう濡れたまま寄り添いながら眠ろう
悲しげに見下ろしている蒼い空の奥に隠された
わずかな望みは僕だけに読み取れるから
その手は見える様に掲げたままで
祝福の黒い鉛に天使に囲まれて口付け交わそう
壊れていくこの世界で迷わず待っていて
二人決めた約束のあの場所で
灼熱のアスファルトに倒れて抱き合って
そう焼けたままより添いながら眠ろう