部屋の窓辺で
夜をほどいた
君の瞳は
まだ夕暮れの波
肌に染まった
香りあやして
手と手繋げば
何が聴こえるの?
耳許こぼれる
小さなメロディー撫でた
宙に舞う 綺麗で
ああ
この夜をもっと感じてたい
そのままの君を感じてたい
だから僕は時間の針を歪めて
二人でリズムの隙間に隠れた
声を潜めて
願いをかけて
重なる鼓動大きくなる
僕達を超えて時を戻す
僕達を超えて時を戻す
夢が泣いてる
週明けの街
濡れた孤独は
裏返してみる
君を辿れば
香りが灯る
傷と溶かして
顔を埋めてる
駈け出す気持ちは
戸惑ってしまうほど
いつだって 眩しい
ああ
この夜をもっと感じてたい
明日や明後日を見つめてみたい
心にかけてた目隠しを外して
君は言葉の海へ誘いかける
文字を追いかけ
声でなぞって
それでも消えない音ならば
使い古した言葉でさえも
君へ唇を震わせる
何度でも新しく生まれる
何度でも新しく生まれる
記憶が消える
その前に