そんなキミのことを思い出す朝は
夢を見ない いつも通り
新しい街 春風の匂い お気に入りの曲
それでも声が聞こえる
信号待ち 前を通り過ぎる車
あの頃のキミに重なって見える
ねえ 何を捧げれば時は戻るの?
言葉が宙に舞って壊れたとしても
この想いは弧を描いて
キミに届くはず キミに届いて
今度はその手を離さないよ
いつかのキミが言う「このままでいいの?」
答えられなかった僕は
ひとつひとつ言葉にして このソラの向こうに
消えてしまわぬように 声にかえて
きっとキミが僕を思い出すとしたら
こんな風に雨が降って
真っ赤な目で 僕をじっと見つめ
すぐに背を向けた あの夜かもしれないね
選択肢という名の
持ちきれない風船を握りしめて
気がついたら手の中の
1番大事なものが飛んでいったんだ
言葉が宙に舞って壊れたとしても
この想いは弧を描いて
キミに届くはず キミに届いて
今度はその手を離さないよ
雨があがってそっと光が差したら
この想いは虹に変わり
キミに届くはず キミに届いて
探してた答えを見つけたよ
すぐに手を握って伝えたいけど
今の僕にできることは
ひとつひとつ言葉にして このソラの向こうの
キミが笑う場所へ 声にかえて