知らない景色がいつも
まだ頼りない輝きで
君を招いて
新しい朝が始まる
憧れの近くへ
一つだけ未来へ
何処までも何処までも
続いてる水の上に
僕たちは小さなオールで
さざなみを描いた
やがて水は広く緩やかに
僕らの軌跡を
飲み込んでまだ深く
静かに
時を運ぶ
この波の向こうへ
僕らの舟は行く
音の無い海が聞く
初めての歌のように
僕たちが小さなオールで
響かせた水音
ありのままで行けるよりも
遠くを指し示して
風を従えて南へ
舟は進む
暗い海の向こうに光が射す
きっと君に届くよ
消え行く僕らの歌