冷たい雨にうたれて
街をさまよったの
もうゆるしてくれたって
いい頃だと思った
部屋にもどって ドアをあけたら
あなたの靴と誰かの赤い靴
あなたは別の人と
ここでくらすと云うの
こんな気持のままじゃ
どこへも行けやしない
冷たい雨が降るたび
あなたを思うでしょう
幸せにくらしてなどと
願えるはずもない
夢の中に出てくるあなたは
やさしい面影だけでたくさん
だけど信じられない
突然の出来事が
こんな気持のままじゃ
どこへも行けやしない
彼女の名前 教えないでね
うらむ相手はあなただけでいい
涙こぼれるように
時もこぼれてゆくわ
指と指のすきまを
そしていつか忘れたい
涙こぼれるように
時もこぼれてゆくわ