母性を薄めたような味の
無粋な欠片飲んで
個性があるとか忘れそうで
無性に声が震え
しみたれ言葉がぽつり
ただ
自信が欲しいとこぼすのです
母性を薄めたような味の
無粋な欠片飲んで
個性があるとか忘れそうで
無性に声が震え
絶え絶え心が喘ぎ
まだ
自分の声すら覆うけど
波がきて
涙枯れ
たそがれ時間は終わり
傘
たたんで朝日を浴びる
朝焼け小焼けで
新たな話はじまり
また
新たな私始まるのです
波がきて
凪がきて
満ち欠け満ち引き絶えず
ただ
月明かりのもと生きるのです